健康デザイン研究所 > メソッド紹介
「人」の「基礎」となる部分
健康デザイン研究所は、「人」の「基礎」となる部分(fundamental)を整えることが、個人の健康のみならず、会社や社会全体の健康にとって重要であると考え、1998年からプログラムの研究・開発を進めてきました。
その結果、次の3つのカテゴリー、6つの基礎項目を整えることが精神的、肉体的、そして社会的に健康であることにとって最重要であるという結論に辿り着きました。
健康デザインメソッド
健康デザイン研究所では、これら6つの基礎項目のそれぞれに着目し、それらを内側から引き出すようなデザインメソッドを確立し、標準プログラムに加え、個別にカスタマイズするオリジナルプログラムをご提供しています。
プログラムは、講義、対話、体験の3つから構成され、言葉でいえば数分で済むような内容を、1時間かけて実感に落とし込むなど、楽しみながら自らが内側からの気づきを得るようにデザインされています。
コミュニケーションデザイン
健康デザインメソッドの根幹となる「デザイニングの基礎」を学ぶのが、「コミュニケーションデザイン」=「マインドフルネス・コミュニケーション」になります。
押しつけのプログラムからは自発性や持続的な効果は引き出せませんから、他のメソッドに先立ってまずコミュニケーションデザインから学ぶ必要があります。
相手の気持ちや意図を丁寧に受け取る方法を学び、自分の気持ちとしっかり向き合いながらそれを丁寧に伝える方法を学び、ストレスの少ない円滑な関係性を育む方法を学ぶのが「コミュニケーションデザイン」のプログラムです。
健康経営においては、チームの信頼を高め、チームとしての生産性を高める上で不可欠な要素になります。
モチベーションデザイン
健康デザインの核となるのが「モチベーションデザイン」です。
モチベーションを高める際、外側から「やる気を出しなさい」とか「自発性が大事」などと押しつけるのではなく、呼吸や身体をうまく使って「本能的」に意欲を刺激しつつ、定年した後もブレないような自身の哲学(生きる指針)や社会的なミッション(社会に貢献できること)を探って「本質的」な意欲を内側から引き出していくことが大切になります。
健康経営においては、これに加えて会社のミッションを明快にしながら、それを社会的なミッション、自分のミッションと結び付け、社内におけるモチベーション=エンゲージメントを本質的に高めていきます。
※関連『今後の健康経営に必要なこと』
運動/食事/睡眠デザイン
健康の三原則である運動、食事、休息(特に睡眠)のセオリーを学び、ルーティンとして日常に定着させ方を学ぶのが運動/食事/睡眠それぞれのデザインメソッドです。
運動/食事/睡眠のそれぞれの分野において、すでに多くの情報が至るところに出回っていて、それを体系的に整理して学ぶことも大切ですが、そこから自分に合った方法を見つけ出し、その継続意欲を引き出すことは至難の業です。
モチベーションデザインや継続のためのツールをうまく活用しながら、そしてマネジメントとバランスを保ちながら、内側から意欲を引き出していく方法を学んでいきましょう。
いごこちデザイン
職場や自宅など、日々多くの時間を過ごす環境の整え方を学ぶのが、「いごこちデザイン」になります。
多くのアスリートが語るように、メンタルでメンタルをコントロールすることはできません。人は環境に左右される生き物ですから、そこをうまく整えていかないとデザインメソッドも一過性の空論になりかねません。
ヴィジュアルをはじめ、音や香りなど、五感すべてのインテリアコーディネイトやルール作り、さらにちょっとしたアイテムやツールの利用など、専門家によるアドバイスを踏まえながら、内側から引き出していく方法を学んだり、一緒に構築していったりします。